俺の独り言を聞いてくれ

もったいない気持ちを大切にしたい

当時の小学校

私が4年生の2学期から過ごした小学校は複式だった。
つまり全学年で3クラスしかない。児童数も50人ほど。

だから全員がみんなの顔と名前を知っている。
学年に関係なく仲が良く高学年は低学年の面倒を看るのが当然だった。

同学年の男子は私を入れて3人。
運動会では走るのが遅い私でも常に3位入賞だ。

人数が少なくて困るのは団体スポーツが出来ないことだ。
学年や男女を超えた混合編成でソフトボールやサッカーをした記憶がある。

一人の音楽好きな先生が児童全員が参加出来るようにと器楽部をつくった。
低学年がカスタネットやトライアングルで中学年がピアニカや木琴などを担当。
高学年になるとアコーディオンだ。

先生は簡単なアレンジで親しみ易い曲を選んでくれた。
鉄腕アトムのテーマ」や「美しき青きドナウ」などを演奏した思い出がある。

私が音楽を好きになった理由はこの辺にあると思う。
残念な事に、そんな学校も時代の流れで数年後に廃校になった。