友人と軽トラで行った真冬の北海道では1650km走りました。
その道中、ホワイトアウトで「怖い経験」をした時の事をお伝えします。
スマホで写真を撮る余裕は無く、動画の車載カメラで撮れた映像から、
静止画に変換することが出来たので、ブログに載せることにしました。
2月2日の朝に天塩(てしお)を出発、海沿いのオロロンラインにある
オトンルイ風力発電所の風車を見ながら、気持ち良く走っていました。
この時は、雪道に不慣れな友人が運転していて、順調だったのですが、
稚内方面が荒れているらしく、途中で「通行止め」になって残念!
仕方なく、内陸部の豊富(とよとみ)を通る道へ進路を変えてから、
時々、ものすごい「ホワイトアウト」が襲って来ました。
これは危険だと思い、友人に「運転を代わろうか?」と聞いたら、
友人から「もう少し運転したい」の返答から1~2分後です。
軽トラが、まだ除雪されていない路肩の雪に近づき過ぎたかな?
と思った瞬間、左前輪が雪に取られ、90度回転して、ドーン!
一瞬の内に、フロントガラスは雪に覆われて、何も見えません。
本当に「それ見たことか!」という言葉が、ぴったりのタイミング。
あの時に「運転を代わっていれば」と思っても「後の祭り」です。
こんなにも、ちょうど良く突っ込むとは、友人の才能か?(笑)
新雪なので、車にも人にも被害は無い感じで、ホッとしました。
ただ、車の前半分が雪に乗り上げて「亀さん」状態になり、
バックしようとしましたが、タイヤが空回りして動きません!
「亀さん」状態になれば、4WDも「宝の持ち腐れ」ですねえ。
車体下の雪をかき出して「なんとか動かしたい」と頑張っても無理!
「困ったなあ」と思っていたら、1人の若者が停まってくれました。
写真には撮れていませんが、彼のハイラックスで引っ張ってくれて、
無事に脱出することが出来ました。(マジで助かった~!)
助けてくれた若者に「謝礼を渡そう」と思っていたのですが、
慌てていた老人2人は、なんと、タイミングを逃してしまいました。
今更ですが「ハイラックスの若者よ、本当にありがとう」です。
皆さんも、ホワイトアウトと路肩の雪には気をつけましょう!