エンジンが熱くなり過ぎないよう冷やす必要があります。
今の車はエンジン内部に水を循環させて冷やすので水冷と言います。
冷却水は一定以上の水温になるとエンジンからラジエーターに回ります。
ラジエーターは風を受けて冷やされ水温は一定を保つのです。
エンジン側とラジエーターとの間に温度で開閉する弁があります。
水温が低いと弁は閉じていてエンジン内部だけで循環します。
その弁は温度で作動するので「サーモスタット」と言います。
サーモスタットが悪いと温度が低い時でも開いてしまい弊害が出ます。
サーモスタットが開放だと冷却水温度が上がらずヒーターが熱くなりません。
またコンピューターが低温を感知してエンジンの回転を高いままにします。
ヒーターが効かないと困るしエンジン回転が高いと燃費も悪いです。
エンジンが気持ち良く回るためにサーモスタットは大事な働きをします。
もちろん冷却水が規定量あることは当然です。
エンジンオイルと共に重要な働きをする液体です。
自動車には色々な液体が使われ定期的な交換が「車の持ち」を左右します。
これらのメンテナンスを一般的に「液もの管理」と言われます。
私は「液もの管理」が「基本中の基本」だと思います。