2011年3月11日に東日本大震災が起こり、地震の後、津波も発生しました。
この大きな津波で福島第一原発も被害を受け「放射能漏れ」という事態に!
当時は民主党が政権を担っており、官房長官だった枝野幸男さんは
「ただちに健康に影響を及ぼすものではない」と言ってました。
原発から20km圏の避難指示が出ていましたが、数日後のこと、
アメリカが「日本に住む自国民は80km圏の避難勧告」を出したのです。
日本には、放射性物質の拡散を予測する「 SPEEDI(スピーディ)」という
システムがあり、3月14日に、その情報がアメリカ軍に提供されたのです。
その SPEEDIデータによると、拡散範囲は20kmを超えていたのだ!
ところが、日本国内では、一部を除き、2か月近く公表されませんでした。
せっかく避難した先が「放射性物質で汚染されていた」ことになります。
SPEEDIを担当する文科省科学技術・学術政策局内部からの証言によると
「官邸幹部から、SPEEDI情報は公表するなと命じられていた」そうです。
その官邸幹部は「そうした事実はない」と否定したが、本当だろうか?
このデータ自体が「災害対策本部長の菅直人(かんなおと)総理にも、
副本部長の海江田大臣にも伝わっていなかった」というが信じられない。
菅直人総理とその取り巻きが「政治判断」で握りつぶしたのでしょう。
この時の官房長官が枝野幸男さんで、今の立憲民主党の党首です。
立憲民主党は以前から「自民党は隠ぺい体質だ」と非難していますが、
当時は自分たち民主党も立派な隠ぺい体質だったと思います。
ものすごく応援していた民主党ですが、普天間基地や尖閣諸島の問題、
原発事故の対応など、許せないことが多く、本当に失望!しました。
その流れを汲む「立憲民主党」を、私は応援する気になれません。